トレーサビリティ体系図の書き方

校正された機器が国家標準あるいは、国際標準まで追跡可能なことを系統図にしたものが、トレーサビリティ体系図です。日常生活や企業背の生産活動の場面で、測定した結果が何を根拠に値付けされたのかを明示した経路を系統立てて説明しているものなのです。卑近な例として、秤を例示いたしますと、精肉店では、「検定証印、もしくは基準適合証印の表示のある秤が使用されています。そればかりでなく、2年に1回の定期検査を実施することによって、測定した結果表示の値が正確であることが証明されている秤が使われているのです。だからこそ、肉を購入する立場にある消費者は、安心して購入することができます。破秤に表示されている検定証印や基準適合証印は、その基準となっている特定計量器と同じ結果を示すことを証明しているのです。精肉店で軽量に使われている秤は、国家基準の計量器までさかのぼることができます。

トレーサビリティ体系図の作成方法は複数あります

トレーサビリティ体系図の書き方は幾つかの種類があります。たとえば、国際標準規格のISOの書式では、基準測定操作法または認証標準物質をスタート点にして、右側に操作法が書かれ、左側には試料が記されています。そして、上から順番に、データの伝達プロセスが書かれています。それに対して、JAB書式では、「トレーサビリティ、および不確かさ報告用紙」の書式があり、右に測定方法、左に標準物質が書かれ、キャリブレータまでの経路が記されています。このように、様式は複数の種類があり、特定の手法を特定する形で、これでないといけないというものではありません。体系図の使用目的やその組織の属性などを総合的に判断して、最も適切と判断された方式を適用して作成すればいいだけです。ます。

トレーサビリティは重要な位置を占めています

あらためて言及するまでもありませんが、計量標準のトレーサビリティ制度は、科学技術の進展のためには必要不可欠な前提となるものです。トレーサビリティによって、測定した結果が、国際基準や国家標準というレベルの適正な標準に即して、連続的に切れ目なく関連づけられていくのです。取りも直さず、現場での測定結果が国際標準や国家標準に遡及できることを意味しているのです。国家標準にトレース可能な校正であれば、各種規格で要求されている計測器管理にも問題なく対応いたします。また、周波数計測器や温度計測器、磁気計測器などの種々計測器に対応することができます。校正に使用した計測機器がトレーサブルでなければ、その商品に添付した成績書も全く意味を持ってきません。トレーサビリティはそれほどまで重要な位置づけにあるのです。”